« 家づくりに役立つ本(1) | Main | 住宅会社を選ぶノウハウ »

July 21, 2005

家づくりに役立つ本(2)

先週に引き続き、「家づくりに役立つ本」をご紹介!

今回は、市村博著「間違いだらけの家選び」を紹介します。

市村 博: 間違いだらけの家選び―チラシ・看板・間取りでわかる!!

この本は、前回ご紹介した長嶋 修著 「絶対に後悔しない一戸建て選び」と、やや似た内容で、「"いい家"や"いい住宅会社"を見分けるための具体的な知識を紹介」というスタンスの本です。

対象は「一戸建ての分譲(建売り、売り建て)、注文建築を考えている人」

この著者市村さんは・・・

人気ブログランキング←クリックお願いします

「ホームインスペクター」という肩書きを名乗られています。
ハウスメーカーや工務店の家づくりに疑問を抱き、中立の立場で建築物を検査することを仕事とされています。
インスペクション(inspection)とは、検査とか点検といった意味ですので、「インスペクター」は、検査員・点検員といった意味。

この人一級建築士で、自分で設計事務所を運営されているのですが、本の内容を見ると本当に中立的な書き方をされています

設計士さんが書いた本によくあるのは、「工務店の手抜き工事」をさんざん指摘しておいて、
「だから設計士(建築士)に頼んで"設計監理"をしてもらうのがベストな家づくり!」ということに結びつけることです。
「おいおい、設計士がこれを言ってしまったら、ハッキリ言って説得力がないよ!」と思います。
だって結局は「自分が一番!」と言っているわけですから。

しかしこの本は、最初から最後まで、工務店や不動産会社の手抜きやダマシのテクニックを紹介しているけれど、「だから設計士に頼むべきなのだ!」ということを一度も書かれていません。
また工務店で建築中の家を診断した時のドキュメントでも、決して「ダメな工務店」だけを紹介しているわけではなく、「いい仕事をしている工務店」の例も挙げています。

つまり「だから工務店は、ダメなんだ!」という雰囲気ではないのです。
このあたりの、本当に中立的なモノの書き方が、私はすごく好感を持ちました

それともう一つこの本の特徴を挙げると、
チラシや看板などの実例を挙げながら、具体的に「ダメな家」を見抜くためのポイントを紹介しているところ
です。

これが結構実用的で、面白い。
ついつい新聞に折り込まれているチラシをさがして、見てみたくなります。

大手ハウスメーカーで仕事をしてきた私にとっては、
「こんないい加減な広告チラシ、ホントにあるの!?」
と言いたくなるくらい、ハチャメチャな図面が載ってたりします。

建築知識や法律知識などの解説なので、もちろん難しい部分もありますが、全体的に難しいことをやさしく伝えようという気持ちが伝わってくる本です。
戸建て住宅の建売り、売り建て、注文建築などを考えている人には、オススメの本です。

|

« 家づくりに役立つ本(1) | Main | 住宅会社を選ぶノウハウ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/27260/5072498

Listed below are links to weblogs that reference 家づくりに役立つ本(2):

« 家づくりに役立つ本(1) | Main | 住宅会社を選ぶノウハウ »